江の島駐車場案内システム 概要
江の島駐車場案内システムは、江の島島内の駐車場の有効利用と駐車場の効率的な運用と有効利用を図り、江の島周辺の円滑な交通対策を実現するため構築されました。
駐車場の「満・空車情報」を路上の駐車場案内表示板とカーナビゲーション(将来)や携帯電話などのIT化に配慮したリアルタイムコンテンツとして効率的に情報提供します。
案内表示板は移動中のドライバーに対し、「江の島に渡る橋に入る前に目的駐車場が利用できるか否か」の判断情報をリアルタイムで提供します。また、島内にも案内表示板を設置し、島内の空駐車場を案内することで、島内の駐車場を有効利用します。
インターネットにおいては、パソコン、スマートフォン、ガラケーに対応しており、外出前、目的地周辺においてもリアルタイムの駐車場情報を閲覧できます。
案内表示板の設置位置と駐車場について
案内表示板は、国道134号の江の島大橋の手前と江の島大橋を渡った場所に設置しています。
江の島島内の駐車場の満空状態を江の島大橋に入る前にドライバーに知らせます。江の島島内の駐車場が全て満車だった場合など、島内に行っても駐車スペースが無いことを知らせることで、駐車スペースが不足する島内への交通流入を防ぐ効果を期待しています。
江の島大橋を渡った場所にも案内表示板を設置しています。江の島島内の入り口付近の駐車場が満車の場合に江の島の奥にある駐車場へ車両を案内することで限られた駐車場の収容台数を有効に使う効果を期待しています。
各機器の製作
江の島駐車場案内システムは、駐車場情報収集装置、案内表示板、サーバから構成されています。全ての機器は、弊社独自で設計しております。
以下に詳細を紹介します。
案内板の制作
海岸に設置することから塩害のことを考慮して、筐体はオールステンレスにより制作されています。
完全密閉されており、内部の精密機器を塩害等から防ぎます。
駐車場名を羅列する案内表示板を多くありますが、江の島駐車場案内システムの案内表示板は、簡易地図の上に満空表示LEDを設置しているため、江の島島内の手前や奥にある駐車場の状態が一目で分かるようになっています。
案内表示板の設置場所も交通工学を使い、車の速度や視線の角度などを考慮して十分に視認できるところに設置しました。
LEDのサイズも一般的な案内表示板よりもワンサイズ大きくし、7色点灯可能な高輝度タイプを利用しております。海岸への設置であるため、直射日光下の視認性を向上させています。
案内表示板の最終試験中の写真です。(提携工場にて)
駐車場情報収集装置の製作
NTTドコモのFOMA網を利用した無線通信を行い、有線による費用の増加を抑えています。
各駐車場精算機との接続は、接点による情報取得を行っており、駐車場精算機のメーカーに関係なく設置することが可能です。
手動操作により、駐車場の職員による満空情報の操作も可能です。このことにより、「1台出庫したら空車になり、1台入庫すると満車なる」と言った満空情報の頻繁な変化を起こさないようにすることも可能です。また、ソフトウェアの改造により、頻繁な満空情報の変化を起こさせないことも可能です。
駐車場情報収集装置には、手動型と自動型の端末があり、設置場所によりタイプを選択できます。
お客様の希望によりテレマティクスサービスの代表と入れるナビタイムからの情報提供も可能です。
自動式情報収集装置
手動式情報収集装置
インターネットへの情報提供
江の島駐車場案内システムは、パソコン、スマートフォン、ガラパゴス携帯に対応したページを制作しています。
江の島駐車場案内システムのトップページにアクセスすると自動的に各表示媒体を判断して当該表示媒体のページを表示します。
地図には、一般的に普及したグーグルマップを使用しており、普段の操作性を損なわずに駐車場の状況や位置を閲覧することが可能です。
スマートフォンについては、搭載されたGPSを利用して現在位置からの経路誘導も可能になっています。
江の島駐車場案内システムトップページ
スマートフォン経路誘導